めっき・表面処理
めっき・表面処理
電気めっきとは、金属塩の水溶液から外部電流により電気化学的に製品へ金属を還元析出させる処理である。
長所 | 短所 |
---|---|
■めっきの種類が豊富 ■厚膜処理が可能 ■多層めっきが安易 ■無電解と比較して価格が安い | ■膜厚の均一性に欠ける ■コゲやバリが発生する場合がある ■大きさ、形状、材質に制限がある |
◇取扱い品目
無電解めっきとは、金属イオンと還元剤との化学反応によって金属イオンを素材上に金属として還元析出させる処理のことである。無電解めっきには自己触媒型と非自己触媒型があり、前者は析出した金属が触媒として作用し、還元反応を促進させるので厚膜形成が可能であるが、後者の場合は素材の金属を溶解して金属を析出させるので、置換反応が優先的におこるため、素材金属の種類により析出膜厚が左右されるという性質があります。
長所 | 短所 |
---|---|
■膜厚に均一性がある ■形状に制限がない ■複合皮膜が生成できる | ■処理液温度が比較的高い ■電気めっきと比較して薬液コストが高い |
◇取扱い品目
化成処理とは、特定の条件で調整した化成処理液に金属を浸漬することによって、金属表面上に固着性のある不溶性の生成物を析出させる処理のことである。その生成物の物理的なあるいは化学的性質を利用することで、金属の防食、密着性に優れた塗装下地あるいは塑性加工用潤滑下地として利用されています。
◇取扱い品目
◇取扱い品目
◇取扱い品目
参考文献 めっき不良と対策マニュアル 神戸徳蔵 著
めっき技術ガイド 藤ヶ谷雄章 編
現代めっき教本 電気鍍金研究会 編